「節約したいけど、欲しいものを我慢するのがつらい」
そんな人は多いと思う。
しかし、貯金を続けて資産が増えていくと、面白い変化が起こる。物欲そのものが減っていくのだ。
20代独身節約家の私も、以前より「欲しいから買う」ということが減った。
これは単に我慢が上手くなったわけではない。
「買えない」から我慢する状態から、「買えるけど、別にいらない」と思える状態に変わっていくからである。
今回は、なぜ資産が増えると物欲が減っていくのかを解説する。
①「いつでも買える」と思うと、物の魅力が下がる

貯金が少ない頃は、高級車や高級時計を見ると「いつか欲しい」と強く思うことがある。
しかし、資産が増えて「その気になれば買える」と思えるようになると、不思議と熱が冷めてくる。
「いつでも買えるなら、今買わなくてもいいか」
こう思えるようになるからだ。
欲しいものが手に入らない状態では、「いつか手に入れたい」という気持ちが物欲を刺激する。
一方で、買える状態になると、その商品を手に入れること自体が特別ではなくなる。
すると、
「欲しい」→「買わなきゃ」→「買う」
ではなく、
「欲しい」→「本当に必要?」→「別にいらないか」
と、一度考えられるようになる。
この差は大きい。
②「我慢する」のではなく「なくても平気」になる

節約というと、「欲しいけど我慢する」というイメージが強い。
しかし、物欲が減ってくると少し違う。
本当は欲しいのに我慢しているのではなく、そもそも欲しいと思わなくなってくる。
例えば、昔は欲しかった服や家電を見ても、
「これを買っても、数週間後には使わなくなりそう」
と冷静に考えられるようになる。
もちろん、本当に欲しいものまで買わない必要はない。
大切なのは、「買えるけど買わない」という選択ができることである。
これは「お金がないから諦める」のとは全く違う。
③ 物が減ると、さらに物が欲しくなくなる

もう一つ大きいのが、生活そのものの変化である。
余計なものを買わず、本当に必要なものだけで生活していると、部屋に物が増えること自体が嫌になってくる。
掃除する手間も増える。
収納場所も必要になる。
そして、一度買ったものを処分するのも面倒である。
だから新しいものを買う前に、
「これ、本当に家に置くほど必要?」
と考えるようになる。
すると、
お金が貯まる
↓
余計なものを買わなくなる
↓
物が増えなくなる
↓
生活がスッキリする
↓
さらに物が欲しくなくなる
↓
もっとお金が貯まる
という好循環が生まれる。
④「見栄のための買い物」が減る

物欲には、自分が本当に欲しいものだけではなく、他人からどう見られるかも関係している。
「この車に乗っていたらすごいと思われそう」
「このブランドを持っていたら格好いいと思われそう」
こうした気持ちで買い物をすることもある。
しかし、自分の資産形成を優先するようになると、
「他人にどう見られるか」よりも、
「自分は本当にこれが欲しいのか?」
を考えるようになる。
すると、見栄のために使っていたお金が少しずつ減っていく。
まとめ

節約の本当のゴールは、何でも我慢することではない。
「買えないから買わない」から「買えるけど買わない」へ変わることにある。
資産が増えることで心に余裕が生まれ、物を買うこと自体が目的ではなくなっていく。
そして、余計なものを買わなくなれば、さらにお金が貯まる。
お金が貯まる→物欲が減る→無駄遣いが減る→さらにお金が貯まる。
この好循環に入ることができれば、節約は「我慢」ではなくなる。
1,000万円という金額の価値は、口座残高だけではない。
「欲しいけど買えない」ではなく、「買えるけど、いらない」と思える自分になれること。
これも、資産形成を続ける大きなメリットの一つなのだと思う。


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